法事で自宅にお坊さんをお迎えしたときに、「どうやってお茶菓子を出すのが正解なんだろう?」と悩んだことはありませんか。
厳粛に行われる法事だからこそ、マナーをしっかり押さえてスマートにお茶菓子を出したいですよね。
今回は、お坊さんに出すお茶菓子の選び方やおすすめのお茶菓子、お茶菓子の出し方や配るタイミングについてご紹介します。
【目次】
- お坊さんにお茶菓子を出したほうが良い?
- お坊さんに出すお茶菓子の選び方
- お坊さんへのおすすめお茶菓子
- お坊さんへのお茶菓子の出し方
- お坊さんにお茶菓子を出すタイミングは?
- お坊さんにはどんなお茶を出す?
- お坊さんにお茶菓子を出す前に。注意点2つ
お坊さんにお茶菓子を出したほうが良い?
法事で自宅にお坊さんが来られたら、お茶菓子とお茶は出した方が良いでしょう。
おもてなしとして提供するのはもちろん、読経の前や後に喉を潤してもらう意味も含まれているので、事前に用意しておくのがおすすめです。
お坊さんへのお茶菓子の出し方は、一般的なお客様と大きな違いはありません。
しかし、お坊さんだからこそ、お茶菓子の選び方や出し方、タイミングは押さえておきたい点があるので、次章からお話する項目を参考にしてみてください。
お坊さんに出すお茶菓子の選び方
お坊さんに出すお茶菓子は、以下4つのポイントをもとに選んでみましょう。
- 個包装のものを選ぶ
- 型崩れしないものを選ぶ
- 常温で持ち運べるものを選ぶ
- 日持ちするものを選ぶ
上記4つのポイントについてお話していきます。
個包装のものを選ぶ
お坊さんに出すお茶菓子は、持ち帰れるように個包装のものを選びましょう。
袋から出さなければいけないお茶菓子では、「食べなければいけない」というプレッシャーを与えてしまうもの。
「空腹ではない」「読経中に咳き込みたくないから今は口にしたくない」など、様々な理由からお茶菓子を食べたくないお坊さんもいるかもしれません。
おもてなしのためにお茶菓子は用意しておき、お坊さんに気を遣わせないように持ち帰れるような個包装を出してみてください。
型崩れしないものを選ぶ
お坊さんへのお茶菓子は、持ち帰りを前提とするので、型崩れしないものがおすすめです。
チョコレートを筆頭に、状況に応じて溶けてしまうものなどは、選ばないのが無難でしょう。
ある程度の硬さがあるお菓子なら、帰宅時も安心して持ち帰ってもらえますよ。
常温で持ち運べるものを選ぶ
常温で持ち運べるものを選ぶのも、お坊さんに出すお茶菓子のポイントです。
要冷蔵のお茶菓子は、持ち帰るときに傷んでしまう可能性があるので、「この時間に食べなきゃ!」とプレッシャーを感じさせることも。
先ほどもお話したように、お坊さんは様々な事情からお茶菓子を食べられないことが考えられるため、持ち運びしやすいように常温保存のものを選びましょう。
日持ちするものを選ぶ
お坊さんには、日持ちするお茶菓子を選ぶのも一押しです。
お持ち帰りされることの多いお茶菓子だからこそ、食べたいタイミングで口に運べるように、賞味期限がある程度長いものをセレクトしてみてください。
すぐに傷んでしまうものは、「早く食べなければ…」とお坊さんを急かせてしまうことに。
自宅でゆっくりするときに食べてもらうことを考えて、日持ちするお菓子を見つけてみてください。
お坊さんへのおすすめお茶菓子
失礼にならないように、お坊さんへのお茶菓子選びは悩んでしまうもの。
こちらでは、創業100年以上の老舗店「三軒茶屋おかきあられの大黒屋」が自信を持っておすすめするお茶菓子を3つご紹介します。
うすごろも
『うすごろも』は、国産うるち米を使用したパリパリ、サクサクの食感が楽しいうす焼きせんべいです。
ころものように薄く食べやすい口当たりは、年代問わず様々なお客様からご好評いただいております。
「54枚入り」「72枚入り」と大容量のセットをご用意しているので、お坊さんだけではなく来客用のお茶菓子としても重宝すること間違いなしですよ。
味 |
ごま・醤油・えび・青のり |
賞味期限 |
賞味期限60日以上の商品をお送りいたします。 |
価格(税込) |
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国産有機もち米のあられおかき「四季七彩」
『国産有機もち米のあられおかき「四季七彩」』は、素材の美味しさを追求した有機JASマーク認定品です。
もち米の横綱といわれる宮城県産の有機「みやこがね」を筆頭に、醤油や砂糖も有機素材を使用しており、とことん原材料にこだわりました。
もち米の甘みと特製のだし醤油の旨味がきいたあられ・おかき7種類を、一袋に仕上げているため、最後まで飽きることなくお茶の時間を楽しめます。
味 |
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賞味期限 |
賞味期限60日以上の商品をお送りいたします。 |
価格(税込) |
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茶沢 鉄板焼せんべい お徳用ミックス
『茶沢 鉄板焼せんべい お徳用ミックス』は、世田谷観光物産とのコラボで誕生した名物のお茶菓子です。
当店で人気の鉄板焼き3種「えび」「甘辛」「青のり」をミックスしており、食べ比べもできちゃいます。
国内でも数少ない厚い鉄板で焼き上げているからこそ生まれた、サクッとした独特の食感はお坊さんも喜んでくれるでしょう。
味 |
えび・甘辛・青のり |
賞味期限 |
賞味期限45日以上の商品をお送りいたします。 |
価格(税込) |
140g:756円 |
お坊さんへのお茶菓子の出し方
お坊さんにお茶菓子を出すときは、以下3つのステップで行っていきましょう。
- 必要な道具を準備する
- お盆に乗せて運ぶ
- 左側にお茶菓子、右側にお茶を置く
それぞれのステップについて解説します。
必要な道具を準備する
まずは、以下のようにお茶菓子を出すために必要な道具を用意してみてください。
- お盆
- 湯呑
- 茶たく(湯呑の下に敷くお皿)
- 菓子皿
- おしぼり
もし、個包装ではないお茶菓子を出す場合は、以下の2つも準備しておきましょう。
- 懐紙
- 菓子ようじ
菓子皿に懐紙(かいし)と呼ばれる和紙を乗せた後、直にお菓子を乗せ、菓子ようじを添えれば、個包装されていないお菓子でも出すことができます。
お盆に乗せて運ぶ
必要な道具を用意できたら、お茶を入れ、お茶菓子をセットしてからお盆に乗せて運びます。
湯呑と茶たくは別々にし、お茶はこぼさないように注ぎ過ぎに注意しましょう。
お茶菓子を出す順番は、参列者ではなくお坊さんからです。
お盆をお坊さんの席まで運んだ後、テーブルなどに仮置きをしてから、両手で出していきます。
左側にお茶菓子、右側にお茶を置く
お茶菓子とお茶を出すときは、「お坊さんから見て左側にお茶菓子、右側にお茶」を念頭にセッティングします。
先に出したものの上に別のものを通過させる「袖越し」は、マナー違反とされているので注意してくださいね。
木目がある茶たくはお坊さんから見て横向きに、絵柄がデザインされた湯呑は絵柄をお坊さんの方へ向けて出していきましょう。
お坊さんにお茶菓子を出すタイミングは?
お坊さんにお茶菓子を出すタイミングは、主に以下の2回です。
- お坊さんが到着した後
- 読経の後
また、お坊さんの様子もチェックしながらお茶菓子を出すのもおすすめですよ。
それでは、お茶菓子を提供するタイミングについて、詳しくお話していきます。
お坊さんが到着した後
まずは、お坊さんを控え室へ通した後に、お茶菓子を出しましょう。
このタイミングで大切なのは、できるだけスピーディーにお茶菓子を提供すること。
読経前は、なかなかゆっくりする時間がないので、お茶菓子が難しい場合はお茶だけを出すのも良いとされています。
慌てずに対応できるように、お坊さんが到着する前に、お茶菓子を出す用意を整えておくと安心です。
読経の後
読経が終わったら、参列者と共にお茶菓子とお茶をお坊さんへ出しましょう。
喉を使う読経だからこそ、このタイミングでお茶菓子やお茶を提供するのはマナーとされています。
お坊さんへ出すお茶菓子は、参列者と同じもので構いませんが、気になる場合は少し量を多めにするのが良いでしょう。
【ポイント】お坊さんの様子もチェックするべき
「お坊さんが到着した後」「読経の後」以外に、お坊さんの様子も見ながらお茶菓子を提供するのもおすすめです。
例えば、読経の休憩時間に出すことで、お坊さんも一息つけるかもしれません。
他にも、お坊さんの喉が渇いていたり疲れていたりなどを感じたときは、「お茶やお茶菓子はいかがですか?」と尋ねてみましょう。
お坊さんにはどんなお茶を出す?
お坊さんに出すお茶は、明確に決められている訳ではないので、ペットボトルのお茶でも問題ありません。
また、好みによってはコーヒーや紅茶などを出しても良いでしょう。
お茶の温度は、お坊さんによって好みが分かれるので、事前に聞いておくとgood。
「せっかくだから、本格的なお茶を用意したい!」という方は、老舗せんべい店がおすすめするこちらはいかがでしょうか。
上品な味と香りのバランスが取れた味わいは、お坊さんにも好評なこと間違いなしです。
価格(税込) |
1,728円 |
お坊さんにお茶菓子を出す前に。注意点2つ
お坊さんにお茶菓子を出す前に、以下2つの注意点を押さえておきましょう。
- 複数のお茶菓子を用意する
- 事前に周囲に相談しておく
複数のタイミングでお茶菓子を出すときは、それぞれ異なるお茶菓子を出すのが一般的です。
一方で、お茶菓子の出し方は、地域によるこだわりも見受けられるので、家族などに事前に相談してみてくださいね。
まとめ
今回は、お坊さんに出すお茶菓子の選び方やおすすめのお茶菓子、お茶菓子の出し方や配るタイミングについてご紹介しました。
こちらの記事を参考に、スマートにお坊さんへお茶菓子を出してみましょう。
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