「家でせんべいを作ってみたいけど、どうやって作ればいいんだろう」「そもそも、家でせんべいって作れるのかな」と悩んでいませんか?
あまり手作りできるイメージがないせんべいですが、実は少ない材料で美味しく作ることが可能です。
今回は、基本的なせんべいの作り方から、えびせんべいなど様々なアレンジを加えた作り方までご紹介します。
「自宅でせんべいを作ってみたい!」と思っている方は、この記事から好みの作り方を見つけて試してみてくださいね。
【目次】
- 自宅でせんべいは作れる!
- せんべいを作るときの原料3種類
- せんべいの作り方【基本編】
- せんべいの作り方【アレンジ編7つ】
- せんべいを作るのは面倒だと思った方へ!おすすめ商品5選
自宅でせんべいは作れる!
お店で購入するイメージのあるせんべいですが、実は自宅でも作ることができます。
材料も少ないので、準備が簡単なうえに思い立ったらすぐ取り掛かれることも嬉しいですね。
1人でゆっくりと作ってみるのはもちろん、お子様と一緒にわいわいチャレンジしてみるのも楽しいこと間違いなし。
自宅でせんべいを作って、お茶請けを増やしていきましょう。
せんべいを作るときの原料3種類
せんべいを作るときには、主に以下3種類の食材が原料になることが多いです。
- うるち米
- 小麦粉
- でんぷん
では、3種類の原料からそれぞれどのようなせんべいが作られるのかお話します。
うるち米
一般的に、スーパーなどでよく見かけるせんべいは、うるち米から作られています。
うるち米とは、私たちが普段食べているお米のことです。
一方、うるち米とよく間違えられやすいもち米は、炊くと強い粘りが出るという特徴がありますね。
もち米でつくられた米菓にはあられやおかきがあり、せんべいとは異なる美味しさを楽しめます。
小麦粉
せんべいの中には、小麦粉から作られているものもあります。
代表的なものは、南部せんべいでしょう。
南部せんべいとは、八戸地方や岩手県北地方で食べられているご当地の食べ物で、小麦粉・塩・水で作られる素朴で味わいのあるせんべいです。
また、関西方面で見かける炭酸せんべいも、小麦粉をベースに作られています。
炭酸水で小麦粉や砂糖などを練り、焼き上げる炭酸せんべいは、パリッとした軽い食感と優しい甘さが特徴です。
他にも、小麦粉・卵・砂糖などで作る、カステラやクッキーなどと味や食感が似ているせんべいもあります。
でんぷん
うるち米や小麦粉と比べると数が少ないですが、でんぷんから作られるせんべいもあります。
例えば、愛知県で多く生産されているえびせんべいも、でんぷんから作られているものです。
でんぷんとえびのすり身を混ぜた生地を焼き、さらに揚げるえびせんべいは、お土産としても大好評ですよ。
せんべいの作り方【基本編】
まずは、ベーシックな醤油せんべいの作り方をご紹介しましょう。
【材料】
- 上新粉:200g
- 水:3/4カップ
- 醤油:少々
【作り方】
- 上新粉と水を、水っぽさがなくなるまで箸で混ぜる。
- 熱湯に1をちぎりながら入れ、5分ほどゆでる。
- 2を取り出し、粗熱がとれたらまとめて、表面がすべすべになるまでこねる。
- 3を適量に分け、せんべいの形まで薄くのばす。
- 4を半透明になるまで、天日干しする。(2~3日)
- 5をトースターで焼き色がつくまで焼く。(2~3分)
- はけで醤油を塗って完成。
材料の上新粉とは、うるち米を精白・水洗いした後、乾燥させてから粉にしたものです。
専門店がせんべいをつくるときも、うるち米を粉にする作業から始めるので、家で作るときは上新粉を使うのがおすすめ。
はけで醤油を塗ってから、さらにトースターで焼くとこんがりと美味しいせんべいを食べられますよ。
せんべいの作り方【アレンジ編7つ】
ベーシックなせんべいの作り方を押さえたところで、次はアレンジ編をご紹介していきます。
こちらでお話するアレンジ編のせんべいの作り方は、以下の7種類です。
- えびせんべい
- 玄米せんべい
- サラダせんべい
- オートミールせんべい
- チーズせんべい
- 揚げせんべい
- 南部せんべい
好みの作り方を見つけて、時間が空いたときなどに試してみてくださいね。
えびせんべい
片栗粉・塩・水・桜エビを混ぜてから、クッキングシートに小分けにして生地を乗せていきましょう。
生地を薄くのばしたら、後はオーブントースターで焼くだけ。
本場のえびせんべいと同じように、でんぷんが原料の片栗粉を使ったえびせんべいで、パリッとした口当たりがたまりません。
簡単に美味しいお茶請けを作りたい方は、ぜひチャレンジしてみてください。
玄米せんべい
玄米を炊き、塩とごまをまぜてから、せんべいの薄さに成形します。
後は、フライパンで両面を焼き、カリっとしてきたら完成です。
「玄米って体に良いって聞くけど、なかなか口に合わなくて…」という方も大好きになりそうな、香ばしい風味が鼻をくすぐります。
カリッカリの玄米せんべいが食べたい方は、2枚のクッキングシートの間に玄米せんべいの生地を挟み、めん棒で薄くしてから焼いてみてくださいね。
サラダせんべい
ご飯をつぶしながらせんべいの形に整え、サラダ油をひいたフライパンで焼いていきます。
しっかりと両面を揚げ焼きしたら、塩をふりかけて出来上がりです。
サラダせんべいとは、「サラダ(野菜)」ではなく、「サラダ油」を使って作られたせんべいのこと。
残り物のご飯でも手軽にお茶請けが作れるので、「冷凍しておいたご飯をどうやって使おう?」と悩んでいる方必見ですよ。
オートミールせんべい
オートミール・水・塩を混ぜてからレンジで加熱したら、しらすを入れてさらに混ぜましょう。
次に、2枚のクッキングシートの間に生地を挟んで、めん棒でしっかりと薄くのばします。
後は、クッキングシートに挟んだままレンジで両面を加熱すると、パリパリとしたオートミールせんべいが完成しますよ。
オートミールは食物繊維やミネラルが豊富なので、栄養面で優れたせんべいを食べたい方におすすめです。
チーズせんべい
小麦粉・水・粉チーズをだまが消えるまで混ぜて、フライパンで加熱します。
生地がぶくぶくと沸騰したらコショウをふりかけ、きつね色になるまで待ってから出来上がりです。
焦げないように注意しながら水分をしっかり飛ばすことで、サクサク感のあるチーズせんべいができちゃいますよ。
ワインなどのお酒にも合うせんべいなので、「晩酌のお供として、簡単にできるものを作りたい!」という方は作ってみてください。
揚げせんべい
ご飯をしっかりとつぶし、めん棒で薄くのばしてから適量に分けましょう。
ざるに生地を乗せたものを2~3日干し、カリカリになった生地を油で揚げてから塩をまぶして完成です。
干す時間はかかってしまいますが、サクサクの食感で手が止まらないせんべいなので、作ってみる価値あり。
多めの油でまんべんなく揚げると、より美味しい揚げせんべいを作れますよ。
南部せんべい
小麦粉・砂糖・塩・水をまんべんなく混ぜ、粉をふってからこねていきましょう。
適量に分けた生地をめん棒で薄くのばしたら、クッキングシートに乗せてごまをたっぷりふりかけてみてください。
後は、オーブンで加熱して完成です。
このレシピなら、南部せんべい専用の型を持っていなくても、自宅で作ることができますね。
お好みで、ナッツや桜えびなどの材料をのせるのもおすすめですよ。
せんべいを作るのは面倒だと思った方へ!おすすめ商品5選
手作りでせんべいを作るのは、楽しさもありますが手間や時間もかかってしまいますよね。
「せんべいを作ってみたかったけど、ちょっと面倒くさいな…」と思った方へ、おすすめの商品をご紹介します。
竹の子せんべい
「竹の子せんべい」は、当店「三軒茶屋おかきあられの大黒屋」のロングセラー商品です。
竹の子の形がユニークな堅焼きせんべいで、バリバリとした歯ごたえがたまりませんよ。
昔ながらの味わいは、古くからお付き合いのあるお客様から根強い人気です。
堅焼きにぴったりな醤油・ごま・からし・ざらめ・海苔の5種類を用意しておりますので、飽きずに楽しめますよ。
チトカラあら井の山椒せんべい
「チトカラあら井の山椒せんべい」は、名店・千歳烏山のうなぎ屋「鰻割烹あら井」とのコラボで生まれた商品です。
実際に「鰻割烹あら井」で使う山椒を海苔と混ぜ合わせて作られており、爽やかな山椒の風味が鼻をくすぐります。
国内でも数少ない厚い鉄板で焼き上げているため、サクッとした独特の食感が後をひきますよ。
下北カレーの三茶せんべい
「下北カレーの三茶せんべい」は、無添加カレー屋「無添加薬膳スープカレーCOSMOS」とコラボした商品です。
東京八丈島の島唐辛子が加わったピリッと辛い後味に、思わず病みつきになること間違いなし。
個包装なので食べ過ぎることもなく、ビジネスシーンでもみんなでシェアできますよ。
プチカルルス
「プチカルルス」は、ほんのりとやさしい甘みと柔らかい口どけが特徴の商品です。
ひと口サイズのうす焼きスナックせんべいなので、お子様にも食べやすくご家族みんなで楽しめます。
プレーン・抹茶・梅と3種類の味わいが入っており、見た目もかわいらしいので、ちょっとした手土産にもぴったりですよ。
ミニハートせんべい 砂糖
「ミニハートせんべい 砂糖」は、砂糖をコーティングしたハート型のせんべいです。
かわいらしいハートの形は、贈り物としてはもちろん、自分へのご褒美にも最適ですよ。
当店の甘じょっぱい風味を、ぜひ1度試してみてください。
まとめ
今回は、基本的なせんべいの作り方から、えびせんべいなど様々なアレンジを加えた作り方までご紹介しました。
最後に、ベーシックな醤油せんべいの作り方をおさらいしておきましょう。
【材料】
- 上新粉:200g
- 水:3/4カップ
- 醤油:少々
【作り方】
- 上新粉と水を、水っぽさがなくなるまで箸で混ぜる。
- 熱湯に1をちぎりながら入れ、5分ほどゆでる。
- 2を取り出し、粗熱がとれたらまとめて、表面がすべすべになるまでこねる。
- 3を適量に分け、せんべいの形まで薄くのばす。
- 4を半透明になるまで、天日干しする。(2~3日)
- 5をトースターで焼き色がつくまで焼く。(2~3分)
- はけで醤油を塗って完成。
「せんべいを作るのって思ったよりも大変かも…」と思った方は、当店自慢のせんべいをぜひご覧になってみてくださいね。