毎年ひな祭りの時期に見かけるひなあられですが、「具体的にいつ食べるのか決まってるのかな?」と疑問に感じたことはありませんか。
なんとなくひな祭りに食べると思っていても、「実際のところ、いつ食べるの?」と悩む方もいるかもしれません。
また、そもそもひなあられを食べる意味や由来について、知らない方も多いでしょう。
今回は、ひなあられはいつ食べるものなのか、食べる意味や由来、さらに作り方もご紹介します。
【目次】
- ひなあられはいつ食べるもの?食べる意味は?
- ひなあられの由来とは
- ひなあられは関東と関西で異なる
- ひなあられの作り方
- ひなあられを用意しようとしている方へ【おすすめの商品】
ひなあられはいつ食べるもの?食べる意味は?
まずは、ひなあられはいつ食べるものなのかについてお話します。
食べる意味もあわせて解説するので、今年のひな祭りは豆知識と共に楽しんでみましょう。
3月3日に、娘の成長を願って食べるもの
一般的に、ひなあられは3月3日のひな祭りに食べられるものです。
ひな祭りでは、娘をけがや病気から守り将来幸せな結婚ができるようにと、ひな人形と共にひなあられが飾られます。
家族みんなで3月3日にひなあられを食べることで、娘の健やかな成長を祈っているのです。
ひなあられの色にも意味がある
ひなあられを食べる前に、色の意味を知っておくとより楽しくひな祭りを過ごすことができます。
ひなあられの色は大きく分けて2種類あり、それぞれ異なる意味が込められているのです。
ひなあられの色 |
意味 |
桃・緑・黄・白(4色) |
1年を通して娘の幸せを祈る |
白・緑・赤(3色) |
娘が自然の力を受け取れるように祈る |
「桃・緑・黄・白」と4色のひなあられは、春夏秋冬の四季を表しており、「1年を通して娘がずっと幸せであるように」という意味があります。
一方、「白・緑・赤」と3色のひなあられは、自然をイメージしているとか。
白は雪の大地、緑は自然や木々の芽、赤は生命を表しており、これらを食べることで「娘が自然の力を受け取って健やかに過ごせるように」といった意味が込められています。
【実は】ひな祭り以外で食べてもOK!
ひな祭りの時期だけ食べるイメージのあるひなあられ。
実は、3月3日以外で食べても全く問題ありません!
もちろん、娘の幸せを願う場合はひな祭りに食べるのがベストですが、「いつものお茶請けにしたい」なんてこともOKです。
ひな祭りの時期以外では、スーパーなどで探すよりも通販や専門店で購入する方が、簡単に美味しい商品を見つけられます。
特に専門店では、一般的に知られている甘い味ではなく、醤油などのしょっぱい味わいのひなあられが売っていることも。
記事の後半では、おすすめの醤油などで味付けされたひなあられをご紹介するので、今年のひな祭りのお供え物として参考にしてみてください。
ひなあられの由来とは
ひなあられの由来は、諸説あるといわれています。
一説としては、平安時代に貴族の女性たちや宮中の間で流行していた「ひいな遊び(ひな遊び)」という人形遊びが関係しているということ。
このときに食べていたのがひし餅を砕いて炒ったお菓子であり、ひいな遊び(ひな遊び)で口にしていたことから「ひなあられ」になったとされています。
ひし餅を外で食べられるように砕いたそうで、この名残から3月3日のひな祭りでも、ひし餅とひなあられはセットで飾られているそうです。
他にも、お釈迦様の命日にお供えしていたお菓子が起源の説など、様々な由来が考察されています。
ひなあられは関東と関西で異なる
ひなあられは、関東と関西で味が異なるお菓子であることをご存じでしょうか?
「ひなあられ=甘いお菓子」というのが一般的なイメージかもしれませんが、実は地域によって味や作り方が全く異なるのです。
こちらでは、関東のひなあられと関西のひなあられの違いについてお話していきます。
関東のひなあられ
関東のひなあられは、お米を爆ぜさせて作ったポン菓子を、砂糖などで甘く味付けしたお菓子です。
桃色や緑など、ふんわりとしたパステルカラーのひなあられで、口に入れると優しい甘さとシャリシャリした食感が広がります。
中には、もち米を使った大きな丸いものや炒った大豆が混ざっていることも。
関東で生まれて生活してきた方だと、このひなあられしか見かけないので、「ひなあられ=甘い」というイメージをずっと持っている方も珍しくありません。
関西のひなあられ
一方、関西のひなあられは、もち米から作られている小さなおかきをしょっぱい味付けにしたものです。
1cm程度の丸い形に、醤油やえび、あおさなどで味付けしているため、茶色といった関東の方には馴染みのない色がひなあられに含まれています。
「ひなあられは行事として用意したいけど、実は甘くて食べられないんだよね」「子どもには人気だけど、大人は甘くてちょっと…」という方は、関西のひなあられがおすすめ!
おかきに近い味わいですが、おかきよりも小さいので食べやすく、大人もパクパク口に運んでしまいます。
3月3日に、子どもは食後のデザートとして、大人は晩酌のお供として、関西のひなあられを食べてみるのも素敵ですね。
ひなあられの作り方
「今年はひなあられを自作してみようかな」と思っている方もいるのではないでしょうか。
こちらでは、自宅で作れる関東風のひなあられと関西風のひなあられの作り方を、それぞれご紹介します。
関東風のひなあられを作る方法
まずは、フライパンに油を入れて170度まで熱し、洗わずにもち米を投入しましょう。
もち米がポンっと弾けたら、キッチンペーパーにすくい上げ、粉糖をまぶします。
色粉を使えば、市販のように色とりどりのひなあられを作ることも可能です。
油はねに注意しながら、甘い関東風ひなあられを作ってみてください。
関西風のひなあられを作る方法
関西風のひなあられを作る場合は、お餅を小さくカットしてから油でカラッと揚げます。
お餅がぷくっと揚がったら、粉糖をかけた後に醤油や青のりなどをまぶしましょう。
最初に粉糖をふりかけることで甘じょっぱくなりますが、甘いのが苦手な方は醤油や青のりだけでもOK!
以下の記事では、他にも様々な味わいのあられを作る方法をご紹介しているので、ひなあられ作りの参考にしてみてください。
【関連記事】
【あられの作り方11選】自宅でできる雛あられの作り方も紹介!
ひなあられを用意しようとしている方へ【おすすめの商品】
「細石(さざれいし)」は、もち米から作られた様々な味わいのあられです。
醤油や砂糖、しそや青のり、えびにごまなど、甘いものからしょっぱいものまでたくさんの味がミックスされています。
こちらのあられを1つ用意しておけば、甘いものをたくさん食べたいお子様から、しょっぱいものでお酒を楽しみたい大人の方まで、どんな方でも満足できること間違いなし!
頼れるあられを用意して、家族みんなで楽しくひな祭りを楽しみましょう。
味 |
醤油など |
賞味期限 |
賞味期限45日以上の商品をお送りいたします。 |
価格(税込) |
70g:627円 |
まとめ
今回は、ひなあられはいつ食べるものなのか、食べる意味や由来、さらに作り方もご紹介します。
ひなあられは、3月3日のひな祭りに娘の成長を願いながら食べるものです。
【ひなあられの色の意味】
- 桃・緑・黄・白(4色):1年を通して娘の幸せを祈る
- 白・緑・赤(3色):娘が自然の力を受け取れるように祈る
美味しいひなあられを食べて、今年もお子様の健やかな成長を祈っていきましょう。