ひなあられに込められた意味とは?4色と3色の意味をばっちり紹介。

ひなあられに込められた意味とは?4色と3色の意味をばっちり紹介。

「ひな祭りのために、ひなあられを用意する意味って何だっけ?」

こんな疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか。

ひな人形に子どもの厄払いや良縁の意味が込められていることは、ご存じの方もよく見かけますが、ひなあられの意味はあまり思いつきませんよね。

今回は、ひなあられを用意する意味や、色に込められた意味についてご紹介します。

記事の後半では、ひなあられ以外のひな祭りで用意する食べ物の意味もお話するので、参考にしてみてください。

【目次】

  • ひなあられってどんなお菓子?
  • ひなあられを用意する意味とは
  • ひなあられの色に込められた意味
  • ひなあられを菱餅(ひしもち)と一緒に飾る意味って?
  • ひな祭りにぴったりのひなあられ
  • ひな祭りの代表的な食べ物の意味は?【ひなあられ以外】

ひなあられってどんなお菓子?

そもそも、ひなあられとはどんなお菓子なのでしょうか?

由来と一緒にお伝えしていきましょう。

ひなあられとは「ひな祭りにお供えする色とりどりのあられ」

ひなあられとは、「ひな祭りにお供えする色とりどりのあられ」です。

実は、以下のように関東と関西で見た目や味が異なるので、旅行したときにその違いに驚く方も多いとか。

特徴

関東のひなあられ

うるち米を爆ぜさせて作った甘い米菓

関西のひなあられ

もち米を原料に作ったしょっぱい米菓

 それぞれの違いについては、下記の記事で詳しくお話しているので、気になった方はチェックしてみてください。

【関連記事】

ひなあられは関東と関西で異なる!2種類の違いや歴史をとことん解説

ひなあられの由来

ひなあられの由来も、関東と関西で異なるといわれています。

由来

関東のひなあられ

江戸時代に、豊作を願ってお供えしていたもち米のお菓子。

関西のひなあられ

平安時代、宮中や貴族の女性たちに人形遊びが人気だった。

そのときに食べられていた、菱餅を砕いて炒った米菓。

 ただ、ひなあられの歴史は諸説あるといわれているので、明確な歴史の発表を楽しみに待ってみてください。

ひなあられを用意する意味とは

ひなあられには、「娘が健康で毎日を過ごせますように」という意味があります。

まさに、女の子の健やかな成長を願うひな祭りにぴったりのお菓子ですよね。

では、次章からひなあられの色に込められた意味について、お話していきましょう。

ひなあられの色に込められた意味

「娘の成長や幸せを祈る」という意味のあるひなあられですが、実は色によってさらに詳しい意味が込められています。

こちらからは、ひなあられに代表的な4色と 3色の意味を、それぞれご紹介しましょう。

4色の場合

よく見かける「桃・緑・黄・白」といった4色のひなあられには、「1年中、娘が幸せな日々を過ごせますように」という意味が込められています。

4色が春・夏・秋・冬の四季を表しており、娘が1年間健やかな成長をすることや、四季を通じた自然のエネルギーを取り込めるように願っているのです。

3色の場合

「白・緑・赤」といった3色のひなあられには、「娘が自然の力を得られますように」という意味が込められています。

白は雪の大地、緑は木々の芽吹き、そして赤は血と生命を表しており、大地・植物・生命のエネルギーを受け取れることを願っているのです。

また、植物に例えて「健やかな子に育ってほしい」なんて意味が込められているともいわれています。

白は血圧を下げる菱(ひし)の実、緑は厄除け効果のあるヨモギ、赤は解毒作用のあるクチナシの実がイメージされているとか。

子孫繁栄や長寿・健やかな成長・魔除けといった意味があるようなので、大人が食べても運気が上がりそうですね。

ひなあられを菱餅(ひしもち)と一緒に飾る意味って?

ひなあられは菱餅(ひしもち)と一緒に飾られることが多いですが、これには何か意味があるのでしょうか?

ひなあられと菱餅を共にお供えする意味や、菱餅に込められた意味についてお話します。

「ひなあられの原点が菱餅」説が有力

ひなあられを菱餅と一緒に飾るのは、「ひなあられの原点が菱餅」説が有効といわれています。

一説によると、江戸時代に流行した「雛の国見せ(ひなのくにみせ)」という風習で、菱餅を野外でも食べられるように砕いたのがひなあられの原点といわれているのです。

「雛の国見せ」では、雛人形を野山や河原などに連れ出し、春の景色を見せる習わしがあったそう。

春の暖かい陽気の中、ひな人形とひなあられを携えて外出するなんて、ピクニックみたいで素敵ですよね。

菱餅に込められた意味

クチナシ・ヒシの実・ヨモギによって、「桃・白・緑」に彩られる菱餅。

実は、以下のような意味があることをご存じでしょうか?

  • 桃:魔除け
  • 白:子孫繁栄、清浄
  • 緑:健康

菱餅の下段から「緑→白→桃」と重なっているのも、雪の下から草が芽吹き、桃の花によって春が訪れることをイメージしているとか。

ちなみに、菱餅の形は、「ヒシの実がモデルで、子孫繁栄・長寿・魔よけの意味がある」「心臓を表していて、健康や長寿の意味が込められている」などの説があります。

ひな祭りにぴったりのひなあられ

ひな祭りにまだひなあられを用意していない方は、「細石(さざれいし)」が一押し!

創業100年以上のあられ専門店が、自信を持っておすすめしている商品で、醤油・しそ・えびなど様々な味わいを楽しめるのが魅力的です。

色とりどりのカラフルなあられを美味しく食べながら、家族全員の幸せを祈ってみるのはいかがでしょうか。

醤油など

賞味期限

賞味期限45日以上の商品をお送りいたします。

価格(税込)

70g:627円

ひな祭りの代表的な食べ物の意味は?【ひなあられ以外】

ひな祭りには、ひなあられ以外にも以下のような食べ物を用意しますよね。

  • 白酒(しろざけ)・甘酒
  • 桜餅
  • ちらし寿司
  • はまぐりのお吸い物

それぞれの意味を押さえておき、ひな祭りをもっと楽しんじゃいましょう。

白酒(しろざけ)・甘酒

白酒(しろざけ)とは、みりんや焼酎などに蒸した米と米こうじを混ぜ合わせて作られるお酒のこと。

ひな祭りに飲むのは、「身の穢れを洗い流す」「健康になる」という意味が込められているそう。

大蛇をお腹に宿してしまった女性が、白酒を飲んで流したということや、健康になるとされている中国のお酒・桃花酒に白酒が使われていたことから、このような意味があるといわれているのです。

お酒を飲めない子ども用に、甘酒で代用することも問題ないとされています。

桜餅

ひな祭りに桜餅が食べられる意味は、ピンクと緑の色合いが春にぴったりだからとか。

他にも、5月5日の子どもの日には柏餅を食べるため、対になるひな祭りには桜餅を用意するといった説もあります。

ちらし寿司

ちらし寿司をひな祭りに食べるのは、見た目が華やかで豪華だから。

もともと、寿司は「寿」を「司る」と書くことから、ハレの日に食べられていたため、ひな祭りにも食卓に並ぶようになったのでしょう。

ちらし寿司を作るときは、縁起物として以下の具材を入れるのがおすすめです。

  • 海老:長生き
  • 蓮根:将来の見通しが良くなる
  • 錦糸卵:金銀財宝

はまぐりのお吸い物

ひな祭りの代表的なメニュー・はまぐりのお吸い物は、「生涯大切な1人の人と添い遂げるように」という意味が込められています。

はまぐりは二枚貝のため、他の貝とは決して合うことがありません。

さらに、「二枚貝はお姫様を表している」とされているため、ひな祭りに仲の良い夫婦になれるように食べられているのです。

まとめ

今回は、ひなあられを用意する意味や、色に込められた意味についてご紹介しました。

ひなあられは、「娘が健康で毎日を過ごせますように」という意味が込められた素敵なお菓子です。

ひな祭りにはとびっきりのひなあられを用意して、家族みんなで幸せを願っていきましょう。

【関連記事】

お取り寄せで人気のあられ7選!絶対に外さない商品を専門店がご紹介

ブログに戻る