きっと一度は耳にしたことのある「お歳暮」と「お中元」。
「なんとなく贈り物の一種っていうことは知っているけど、具体的な違いはわからない」という方は、意外と多いのではないでしょうか。
今回は、お歳暮とお中元の概要、お歳暮とお中元の違い4つ、お歳暮とお中元を贈るときのポイントについてご紹介します。
また、お歳暮やお中元に喜ばれるもの、お歳暮とお中元におすすめの商品3選もお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
【目次】
- お歳暮とは
- お中元とは
- お歳暮とお中元の違い4つ
- お歳暮とお中元を贈るときのポイント
- お歳暮やお中元に喜ばれるものは?
- お歳暮とお中元におすすめの商品3選
- お歳暮とお中元を受け取ったときは?
お歳暮とは
お歳暮とは、年末に1年の感謝の気持ちを込めて、お世話になっている人へ渡す贈り物です。
そもそも、「歳暮」という言葉は「年末」を意味するもの。
年の暮れ頃になると、お歳暮の贈り物にぴったりな品物が数々販売され、この賑わいは「お歳暮商戦」とも呼ばれています。
お中元とは
お中元とは、夏に感謝の気持ちを込めて、お世話になっている人へ渡す贈り物です。
また、暑さの厳しい時期だからこそ、「体調を崩しやすい時期なのでご自愛ください」という意味を含めて贈られます。
お歳暮とお中元の違い4つ
お歳暮とお中元は、どちらも感謝の気持ちを表す贈りものですが、具体的には以下4つの違いがあります。
- ルーツ
- 贈る時期
- 相場
- 表書き
こちらでは、上記4点の違いについてお話していきましょう。
ルーツ
お歳暮とお中元の違いとして、まず挙げられるのが「ルーツ」です。
お歳暮は、お正月にご先祖様の例を祭り、お供え物をする「御霊祭」と呼ばれる日本古来の風習が由来とされています。
当時、本家や実家に贈り物をするのが習慣でしたが、江戸時代に入ると武士が組頭に、商人がお得意先に渡すようになり、明治時代以降は上司やお世話になった人へ贈るようになったとか。
一方お中元は、中国の旧暦7月15日の中元に、祖先の冥福を祈る「盂蘭盆会(うらぼんえ)」が行なわれていたことがルーツといわれています。
この行事が「盆礼」という日本の行事と結びつき、贈り物を贈り合うお中元につながったそうです。
贈る時期
お歳暮とお中元は、「贈る時期」も異なります。
【お歳暮を贈る時期】
- 関東:12月上旬~12月20日頃
- 沖縄:12月初旬~12月25日頃
- 北海道・関西・その他:12月10日頃~12月20日頃
【お中元を贈る時期】
- 北海道:7月15日~8月15日
- 東北地方:7月1日~7月15日
- 北陸・甲信越地方:7月1日~7月15日(場所によって7月15日~8月15日)
- 中国・四国地方:7月15日~8月15日
- 九州地方:8月1日~8月15日
- 沖縄:年によって異なる(旧盆に合わせるため)
地域によっても異なりますが、お歳暮は年末、お中元は夏に贈ります。
相場
「相場」も、お歳暮とお中元で異なる点です。
お歳暮は1年間の感謝を伝える贈り物なので、半年分のお礼を伝えるお中元と比べて、2〜3割程高額になることが多いでしょう。
また、お中元は贈る相手によって以下のように相場が異なるので、参考にしてみてください。
【お中元の相場(贈る相手別)】
- 友人・知人:3,000円程度
- 親戚:3,000~5,000円
- 習い事の先生:3,000~5,000円
- 仲人:5,000円程度
- 上司:5,000円程度
- 取引先:5,000~10,000円
表書き
お歳暮とお中元は、「表書き」も異なります。
【お歳暮の表書き】
- 12月上旬~年末:お歳暮、または御歳暮
- 1月1日~1月7日:お年賀、または御年賀
- 1月8日以降:寒中御見舞い
【お中元の表書き】
- 6月下旬~7月15日頃:お中元
- 7月15日~立秋(8月8日頃):暑中御見舞
- 立秋以降:残暑御見舞
ちなみに、今年お世話になった方へ今回だけ贈り物をする場合は、「お歳暮」ではなく「御礼」「粗品」といった表書きを記載してくださいね。
お歳暮とお中元を贈るときのポイント
お歳暮とお中元を贈るときは、以下4つのポイントを意識してみましょう。
- どちらも贈らなくても問題ない
- 喪中のときでも贈れる
- 時期を過ぎたときは表書きを変える
- 送り状のマナーを知っておく
上記4つのポイントについてお話します。
どちらも贈らなくても問題ない
お歳暮とお中元は、必ずどちらも贈らなければいけないという決まりはありません。
毎日慌ただしかったり、予算面で厳しかったりするときは、お歳暮のみを送って1年の感謝の気持ちを伝えることがおすすめです。
喪中のときでも贈れる
相手、もしくは自分自身が喪中であっても、お歳暮やお中元は贈って良いとされています。
ただ、以下のようなマナーをふまえて贈ることが大切です。
- 忌明け後に送る
- お祝いの言葉は避ける
- 喪中用の「かけ紙」を選ぶ
- 贈るべきではない品物を知っておく
下記の記事では、お歳暮を送ってはいけない人や、上記4つのポイントについて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
【関連記事】
お歳暮を送ってはいけない人とは?喪中のときに贈るポイントとおすすめギフト
時期を過ぎたときは表書きを変える
うっかりお歳暮やお中元を贈る時期が過ぎてしまったときは、以下のように表書きを変えて送りましょう。
【お歳暮の表書き(時期が過ぎたとき)】
- 1月1日~1月7日:お年賀、または御年賀
- 1月8日以降:寒中御見舞い
【お中元の表書き(時期が過ぎたとき)】
- 7月15日~立秋(8月8日頃):暑中御見舞
- 立秋以降:残暑御見舞
送り状のマナーを知っておく
昔と異なり、お歳暮やお中元は宅配で送ることが一般的となっているため、お礼を伝えられるように「送り状」を用意することが大切です。
送り状のマナーとしては、以下のようなことを押さえておきましょう。
- 品物よりも先に届くようにする
- 縦書きの手紙形式で贈る(気心の知れた間ならはがきでOK)
- 手書きでお礼を伝える
相手の名前や部署、肩書を間違えることは大変失礼にあたるので、細心の注意を払ってくださいね。
お歳暮やお中元に喜ばれるものは?
お歳暮やお中元にどんなものを贈るか迷っている方は、一般的に喜ばれるものを参考にしてみてはいかがでしょうか。
こちらでは、お歳暮の場合とお中元の場合の2パターンにわけて、喜ばれるものをご紹介します。
お歳暮の場合
お歳暮では、以下のようなプレゼントが人気を集めています。
- ハム・肉ギフト
- お酒ギフト
- ソフトドリンク
- 海鮮・魚介ギフト
- スイーツ・フルーツギフト
- 惣菜
- 缶詰・スープ
- 油・調味料ギフト
- 日用品・消耗品
年末年始は家族団らんできる機会のため、みんなで仲良く食べられるものが喜ばれる傾向にあるようです。
もちろん、もらって嬉しいものは人それぞれなので、こちらはあくまで参考とし、贈る相手を思い浮かべながら品物を選んでみてください。
お中元の場合
お中元の場合は、以下のような品物が定番とされています。
- うなぎ
- アルコール飲料
- 加工肉
- アイスクリーム
- ゼリー
- スイーツ
- そうめん
- メロン
- 桃
- 果汁100%ジュース
- コーヒー
- 漬物
夏の暑い時期に贈るものだからこそ、精のつく食べ物やさっぱりと食べられるものが人気といえますね。
お歳暮とお中元におすすめの商品3選
「お歳暮やお中元にどれを贈れば良いのか決められない!」という方は、下記3つの商品をチェックしてみてください。
- 三軒茶屋あられりぼん
- 浅沼煎餅 4種セット
- 国産有機もち米のあられおかき「四季七彩」
老舗せんべい・あられ・おかき専門店「世田谷三軒茶屋大黒屋」がおすすめする商品をご紹介します。
三軒茶屋あられりぼん
『三軒茶屋あられりぼん』は、あられせんべいを食べきりパックにしたギフトセットです。
1つずつリボン結びにしており、開けた瞬間「かわいい!」と歓声が上がること間違いなし。
「りぼん=結ぶ」という意味合いになるので、縁起の良い贈り物にぴったりです。
味 |
【6袋入り】 細石、薄焼き羽衣、胡麻角、揚げもち、磯錦、柿の種 【9袋入り】 細石、薄焼き羽衣、胡麻角、揚げもち、磯錦、柿の種、吹寄、角双、味サラダ 【15袋入り】 細石、薄焼き羽衣、胡麻角、揚げもち、磯錦、柿の種、吹寄、角双、味サラダ、抹茶小丸、夢枕、しそ巻、茶沢鉄板焼せんべい青のり、鬼あられ、豆あられ |
賞味期限 |
賞味期限45日以上の商品をお送りいたします。 |
価格(税込) |
|
浅沼煎餅 4種セット
『浅沼煎餅 4種セット』は、当店の創業者のルーツ、八丈島の特産物を使用して仕上げたあられせんべいセットです。
栄養価の高い明日葉・岩海苔・島唐辛子・海風しいたけを使い、おやつ時間やお酒のお供に最適な商品を作り上げました。
「お世話になった人へちょっとした贈り物を送りたい」という方は、ぜひチェックしてみてください。
味 |
|
賞味期限 |
賞味期限45日以上の商品をお送りいたします。 |
価格(税込) |
浅沼煎餅各50g×4袋入:2,916円 |
国産有機もち米のあられおかき「四季七彩」
『国産有機もち米のあられおかき「四季七彩」』は、滋味に富んだ深い味わいが感じられる有機JASマーク認定品です。
宮城県産の有機「みやこがね」・有機醤油・有機砂糖を使い、素材の美味しさをとことん追求しました。
お子様からご年配の方まで、安心してお召し上がりいただける商品です。
味 |
|
賞味期限 |
賞味期限60日以上の商品をお送りいたします。 |
価格(税込) |
|
お歳暮とお中元を受け取ったときは?
お歳暮やお中元を受け取ったときは、できるだけ早くお礼状を書き、感謝を伝えるようにしましょう。
一般的にお返しは不要とされていますが、「何か贈りたい!」という方は残暑見舞いなどでタイミングをずらして送ってみてください。
【関連記事】
まとめ
今回は、お歳暮とお中元の概要、お歳暮とお中元の違い4つ、お歳暮とお中元を贈るときのポイントなどについてご紹介しました。
お歳暮とお中元のそれぞれの特徴を押さえて、日頃からお世話になっている方へ感謝の気持ちを伝えていきましょう。
【関連記事】