「和菓子ってどんなものだろう?」「和菓子の歴史や種類が知りたい」と思っていませんか。
日本の伝統的なお菓子とはいっても、和菓子について詳しく知っている方は意外と少ないのではないでしょうか。
今回は、和菓子とはどんなお菓子か、和菓子の歴史や種類、季節の和菓子についてお話します。
記事の後半では、おすすめの和菓子もご紹介しますので、和菓子について知りたい方はぜひチェックしてみてください。
【目次】
- 和菓子とはどんなお菓子?
- 和菓子の歴史
- 和菓子の種類
- 季節の和菓子
- おすすめの和菓子5選【老舗専門店一押し!】
和菓子とはどんなお菓子?
そもそも、和菓子とはどんなお菓子のことを指すのでしょうか。
和菓子の概要や、洋菓子との違いについてお話します。
和菓子とは「日本の伝統的なお菓子」
和菓子は、日本の伝統的なお菓子のこと。
米や小豆、豆などを原材料としており、優しい甘さやほっこりとする美味しさが特徴です。
さらに、春夏秋冬と四季をイメージしたものが数多くあり、ひと口味わうことで季節感を感じられることも。
日本の繊細な美しさを楽しめる和菓子は、国内はもちろん海外でも高い人気を得ています。
和菓子と洋菓子の違い
同じお菓子であっても、和菓子と洋菓子は異なる点があります。
明確な違いとしては、「原材料」が挙げられるでしょう。
和菓子の原材料は、米や小豆、豆など日本で昔から育てられている植物性のものがメインですが、洋菓子の原材料は卵やバター、牛乳など動物性のものを使うことが一般的です。
また、和菓子と洋菓子の原材料が異なることで、「味わい」にも違いが生まれます。
和菓子は、原材料の風味を楽しめるものなど、素朴で優しい味わいが特徴ですが、洋菓子はこってりと濃厚な味わいを感じられるでしょう。
さらに、和菓子は職人が1つずつ手作業で作ることが多いため、手のひらサイズで販売されています。
一方、洋菓子のサイズは小さなものから大きなものまで様々です。
和菓子の歴史
こちらからは、和菓子の歴史を以下4つの区分に分けてお話します。
- 【縄文時代~平安時代】和菓子の原型が生まれた
- 【鎌倉時代~室町時代】茶の湯と共に和菓子が発展
- 【江戸時代】和菓子が一般に広まる
- 【明治時代以降】西洋文化によって和菓子がさらに発展
時代ごとに和菓子の移り変わりをチェックしていきましょう。
【縄文時代~平安時代】和菓子の原型が生まれた
和菓子の原型は、縄文時代に作られた団子といわれています。
当時、木の実を砕いてから水にさらし、丸めたものに熱を加えたものが団子の始まりとされているのです。
弥生時代では、米や穀物の粉によって餅や団子が作られ、唐の影響を受けながら平安時代では美しく加工されたお菓子が登場したそう。
平安時代の長編小説『源氏物語』でも、「椿餅(つばきもち)」などのお菓子が描かれていました。
【鎌倉時代~室町時代】茶の湯と共に和菓子が発展
鎌倉時代にお茶が日本に伝わってから、茶を立てて相手にふるまう「茶の湯」が広まり、和菓子も共に発展していきます。
もともと、茶の湯は戦国武将たちの密会や上流階級のサロンとして使われていましたが、室町時代では千利休が茶室で落ち着いた雰囲気を楽しむお茶のスタイルを確立させました。
茶の湯のお菓子としては、「煎餅」「栗の粉餅」などが出されており、これらが発展していったといわれています。
【江戸時代】和菓子が一般に広まる
戦乱が止んだ江戸時代では、和菓子に力を入れることができるようになり、一般大衆まで広まるようになりました。
江戸時代中期頃は、砂糖が普及したこともあって、城下町や門前町で独自の和菓子が次々と生まれていたとか。
京都の京菓子と江戸の上菓子が競い合いながら文化を発展させたことからも、現在の和菓子は江戸時代に登場したものが多いといわれています。
【明治時代以降】西洋文化によって和菓子がさらに発展
明治時代になると、西洋文化によって和菓子はさらに急成長を遂げていきます。
西欧の調理器具であるオーブンが入ってきたことで、栗饅頭やカステラ饅頭といった和菓子も誕生したのです。
あくまで日本の伝統的な和菓子というスタイルを崩さず、柔軟に外来文化から影響を受けながら、現代に至るまで創作されてきたことがわかりますね。
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和菓子の種類
現在、様々な和菓子が販売されていますが、水分量によって以下3種類に分けることができます。
- 生菓子
- 半生菓子
- 干菓子
上記の和菓子3種類についてお話していきましょう。
生菓子
生菓子とは、和菓子の中でも水分量が30%以上あるものを指します。
水分量が多いことから日持ちしにくく、遅くとも2〜3日で食べなければいけないものが多いです。
【生菓子に分類されるもの】
- 餅物:おはぎ、餅、赤飯、草餅、柏餅など
- 蒸し物:蒸し饅頭、ういろうなど
- 焼き物:どら焼き、金つば、カステラ、栗饅頭など
- 流し物:羊羹、錦玉羹など
- 煉り物(ねりもの):煉切り、こなし、ぎゅうひなど
- 揚げ物:あんドーナツ、揚げ月餅など
半生菓子
半生菓子とは、水分量が10〜30%の和菓子のことです。
生菓子よりも水分量が少ないことから、日持ち期間も長くなっています。
【半生菓子に分類されるもの】
- あん物:石衣など
- おか物:最中、すはまなど
- 焼き物:桃山、黄身雲平、落し焼きなど
- 流し物:錦玉羹、羊羹など
- 練り物:ぎゅうひなど
干菓子
干菓子とは、水分量が10%以下の和菓子です。
生菓子や半生菓子と比べて最も日持ちが長いため、おやつとして家に常備しておいたり、贈答用として購入したりと幅広く楽しめます。
【干菓子に分類されるもの】
- 打ち物:落雁、片くり物など
- 押し物:むらさめ、塩がまなど
- 掛け物:おこし、砂糖漬け、おめで糖など
- 焼き物:ボーロ、あられ、せんべい、おかきなど
- あめ物:有平糖、金平糖、千歳飴など
干菓子の中でもよく見かける「せんべい」「あられ」「おかき」ですが、それぞれの違いをご存じない方も多いのではないでしょうか。
以下では、3種類の違いをお話しているので、豆知識としてチェックしてみてください。
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季節の和菓子
和菓子の中には、季節と紐づいているものも数多くあります。
以下では、季節を感じられる和菓子をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
季節 |
和菓子の例 |
春 |
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夏 |
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秋 |
|
冬 |
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おすすめの和菓子5選【老舗専門店一押し!】
「せっかくの機会だし、美味しい和菓子を食べたいな」と思った方必見!
こちらでは、創業100年以上のせんべい・おかき・あられ専門店が、一押しの商品を5つご紹介します。
- しそ巻
- 細石(さざれいし)
- 浅沼煎餅 岩海苔白しょうゆ
- 竹の子せんべい
- 三軒茶屋あられりぼん
ご自宅用はもちろん、贈答用としても喜ばれるものをピックアップしましたので、要チェックです。
しそ巻
『しそ巻』は、口に入れたときにしその香りがふわっと広がるおかきです。
一つ一つ手作業で海苔を巻いており、磯の香りと共に梅しそ風味をお楽しみいただけます。
味 |
梅しそ |
賞味期限 |
賞味期限45日以上の商品をお送りいたします。 |
価格(税込) |
70g:940円 |
細石(さざれいし)
『細石(さざれいし)』は、素材の味を活かしたカラフルなあられです。
醤油やえびなど、数え切れないほどの味わいを堪能できるので、リラックスタイムに召し上がるのはもちろん、プレゼント用としてもおすすめですよ。
味 |
醤油など |
賞味期限 |
賞味期限45日以上の商品をお送りいたします。 |
価格(税込) |
70g:627円 |
浅沼煎餅 岩海苔白しょうゆ
『浅沼煎餅 岩海苔白しょうゆ』は、ミネラルを豊富に含む岩海苔を生地に混ぜ合わせ、焼き上げたせんべいです。
八丈島産の岩海苔を使用しており、際立つ磯の香りとまろやかな白醤油の風味を感じられます。
パリッとした口当たりの良さは、お茶のお供だけではなく、おつまみとしてもぴったりですよ。
味 |
岩海苔 |
賞味期限 |
賞味期限45日以上の商品をお送りいたします。 |
価格(税込) |
50g:756円 |
竹の子せんべい
『竹の子せんべい』は、くっきりと浮かぶ竹の子の姿が目を引く、当店のロングセラー商品です。
バリバリとした噛み応えのある堅焼きせんべいに、とことんマッチする5種類の味をご用意しております。
古くからお付き合いのあるお客様から愛され続けるせんべいを、この機会にぜひご賞味ください。
味 |
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賞味期限 |
賞味期限45日以上の商品をお送りいたします。 |
価格(税込) |
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三軒茶屋あられりぼん
『三軒茶屋あられりぼん』は、あられせんべいを食べきりサイズにパックし、リボン結びで飾り付けた商品です。
カラフルな色合いや、「りぼん=結ぶ」と連想されることから、縁起の良い贈り物として好評ですよ。
味 |
【6袋入り】 細石、薄焼き羽衣、胡麻角、揚げもち、磯錦、柿の種 【9袋入り】 細石、薄焼き羽衣、胡麻角、揚げもち、磯錦、柿の種、吹寄、角双、味サラダ 【15袋入り】 細石、薄焼き羽衣、胡麻角、揚げもち、磯錦、柿の種、吹寄、角双、味サラダ、抹茶小丸、夢枕、しそ巻、茶沢鉄板焼せんべい青のり、鬼あられ、豆あられ |
賞味期限 |
賞味期限45日以上の商品をお送りいたします。 |
価格(税込) |
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まとめ
今回は、和菓子とはどんなお菓子か、和菓子の歴史や種類、季節の和菓子についてお話しました。
日本の伝統的な和菓子には、古来からの美しい文化がぎゅっと詰め込まれています。
普段は口にされない方も、この機会に日本だからこそ生まれた和菓子を堪能してみてはいかがでしょうか。
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