誤解しがちな「おもたせ」とは？贈るとき・受け取るときのマナーもご紹介！

贈り物シーンで使われる「おもたせ」という言葉。

もし、「手土産と同じ意味だよね」と捉えている場合、誤った使い方をしているかもしれません。

今回は、おもたせの意味や使い方、「おもたせ」「手土産」「お土産」の違い、手土産を贈るとき・受け取るときのマナーについて解説します。

さらに、喜ばれる手土産を選ぶポイント、専門店おすすめの手土産3選もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

【目次】

おもたせとは？

まずは、おもたせの意味や由来、使い方について解説します。

おもたせの意味・由来

おもたせとは、訪問客が持参してくれた贈り物のこと。

「お客様がお持ちくださった手土産」として、敬語の意味が込められた「御持たせ物」を略した言葉です。

このため、おもたせは受け取った側が感謝の気持ちを込めて使う言葉であり、手土産を贈る側が「おもたせですが」というように使用するのは誤りといえます。

おもたせの使用シーン・使い方は？

おもたせという言葉を使う代表的な場面としては、「相手から贈られた手土産をお客様と一緒に食べるとき」が挙げられるでしょう。

以前は、お客様からいただいた手土産をすぐに開けるのは失礼な行為とされていたので、その風習から「おもたせで失礼ですが…」と伝えてから出すことは珍しくありません。

最近では、「美味しいものを相手と食べて心温まる時間を過ごそう」という考えのもと、相手と食べることを前提にお茶菓子を贈る場合も増えています。

そのため、おもたせだからと必要以上に心を配る必要はありませんが、「おもたせで失礼ですが…」と一言添えることにより、いただいたことへの嬉しさを表すことができるでしょう。

「おもたせ」「手土産」「お土産」の違い

「おもたせ」「手土産」「お土産」は、それぞれ以下のような意味です。

このため、例えば訪問した際に「こちらおもたせです」と伝えて手土産を渡すのは、誤った使い方になるので、注意しましょう。

手土産を贈るときのマナー

こちらからは、手土産を贈るときに押さえておきたい3つのマナーをご紹介します。

1. 基本的に部屋に通されてから渡す
2. 手土産が正面に見えるように渡す
3. 立場の上の人に一言添えて渡す

手土産を贈る前にぜひ確認しておきましょう。

基本的に部屋に通されてから渡す

手土産は、基本的にリビングや居間、応接室など部屋に通された後で、挨拶をしてから椅子に座る前に渡します。

ただ、生ものやアイスクリームなどは、玄関先で挨拶をした後、「生ものなので」と伝えて渡すことも問題ありません。

一方で、会食などで手土産を持参する場合は、会食の最中に相手を困らせないように帰り際に渡すのが良いでしょう。

また、謝罪を目的に訪問した場合は、謝罪を受け入れてもらってから渡すようにしてみてください。

手土産が正面に見えるように渡す

手土産を渡すときは、手提げ袋から取り出し、相手に正面を向けながら両手で渡しましょう。

このとき、テーブルを挟んで渡さないように注意が必要です。

ちなみに、相手の鞄に収まらないような手土産であれば、手提げ袋と共に「袋のままで失礼いたします」と伝えてから贈ると、持ち帰りやすく丁寧な印象になります。

ただ、シワや汚れのついている袋であれば、訪問先に到着する前に新しい袋に替えることを忘れないようにしましょう。

立場の上の人に一言添えて渡す

手土産を渡す相手が複数いる場合は、立場が一番上の人に渡すのがマナーとされています。

また、渡す際は「美味しいと評判なので」「以前、お好きだとおっしゃっていたので」といったように、一言添えて贈ると好印象です。

以前は、「つまらないものですが」「お口に合うか分かりませんが」といった謙遜の言葉が多く使われていましたが、近年では良いイメージを持たれないことが多いので、避けた方が良いでしょう。

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【会食におすすめの手土産8選】選び方や注意点、渡し方とは？

おもたせを受け取るときのマナー

おもたせを受け取るときは、以下4つのマナーを押さえておきましょう。

1. 2人以上で応対している場合は立場の上の人が受け取る
2. お礼と共に両手で受け取る
3. その場に置きっぱなしにしない
4. すぐに食べられるものはお茶菓子として出す

上記4つのマナーについて解説します。

2人以上で応対している場合は立場の上の人が受け取る

2人以上で応対している場合、おもたせを受け取るのは「最も立場の上の人」であることがマナーとされています。

ただ、自分より上の人が別の相手と話しているときは、固執せず臨機応変に応対しましょう。

お礼と共に両手で受け取る

おもたせは、「ありがとうございます」とお礼と共に両手で受け取ります。

片手で受け取るのはマナー違反なので、荷物で手が受け取っている場合は床などに置いて、手を空けましょう。

その場に置きっぱなしにしない

おもたせを受け取った後は、その場に置きっぱなしにせず、他の人に渡したり別室に移したりしてください。

そのままにしておくと相手に失礼な印象を与えてしまうので、注意しましょう。

すぐに食べられるものはお茶菓子として出す

基本的に、いただいたお茶菓子は後ほど開封することが一般的ですが、すぐに食べられるものをいただいた場合はお茶菓子として出しましょう。

「すぐに食べられるもの＝相手と食べることを前提に選ばれている」と考えられるため、用意していたお茶菓子ではなくおもたせを優先することがおすすめです。

また、おもたせを出す際は、「おもたせで失礼ですが」と一言添えることで丁寧な印象になるでしょう。

喜ばれる手土産を選ぶポイント

喜ばれる手土産を選ぶには、下記のようにシーン別の選ぶポイントや相場を押さえておきましょう。

【シーン別の選ぶポイント】

【手土産の相場】

上記のポイントや相場に加えて、日持ちするものや好みのわかれづらいものを選ぶと好印象です。

のしは、気軽な手土産では必要ありませんが、より丁寧な印象にしたい場合は、下記の記事を参考にしながら用途に合わせたものをかけてみてください。

【関連記事】

【のし紙のマナーまとめ】種類や書き方、注意点を全て解説！

専門店おすすめの手土産3選

こちらからは、老舗せんべい・おかき・あられ専門店「三軒茶屋おかきあられの大黒屋」がおすすめする手土産3選をご紹介します。

• 浅沼煎餅 4種セット
• 三軒茶屋あられりぼん
• おかきマカロン

手土産にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

浅沼煎餅 4種セット

『浅沼煎餅 4種セット』は、創業者のルーツである八丈島ならではの特産品を贅沢に使用した、大黒屋ならではの特別な米菓です。

温暖な気候の島で育まれた、栄養価の高い明日葉や岩海苔、島とうがらし、海風しいたけなどを贅沢に使用し、伝統の技によって素材の風味を最大限引き出した味わいに仕上げました。

 

三軒茶屋あられりぼん

『三軒茶屋あられりぼん』は、バラエティ豊かなあられせんべいを食べきりサイズに個包装し、リボン結びで仕上げたあられの詰め合わせです。

箱を開けたときにワクワクと気持ちが高まるようなカラフルなリボンが特徴であり、リボンの「結ぶ」にかけて「ご縁をつなぐ」という意味も込められています。

 

おかきマカロン

『おかきマカロン』は、職人の手仕事が生んだこだわりの薄焼きおかきに、チーズやパンプキンなど、色とりどりのクリームをサンドした華やかなスイーツです。

パリパリの軽やかな食感や旨みあふれるおかきと、素材が織りなすクリームに心ときめく和マカロンは、相手の心をわしづかみにすること間違いなしでしょう。

 

→三軒茶屋おかきあられの大黒屋の商品一覧

まとめ

今回は、おもたせの意味や使い方、「おもたせ」「手土産」「お土産」の違い、手土産を贈るとき・受け取るときのマナーなどについて解説しました。

おもたせや手土産のマナーを押さえて、ぜひ今後の贈り物シーンで活用してみてください。

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